ここからは開発ルームです。前ページまでのおばあちゃんbotの中身は、AIをサポートとして使うほぼ人力のバーチャルAIでした。開発ルームでは、バーチャルではなく本物のAIだけで動かすことを目指し、お悩みデバッグbotの開発状況を報告していきます。
AIといえば、CEO辞任騒動など最近何かと話題のOpenAIですね。前回の開発ルームでは、騒動の前にOpenAIが開催した開発者向けイベント「OpenAI DevDay」で発表された「GPT-4 Turbo」を使って、過去のお悩みデバッグの記事全てという膨大な量を入力として与えて新たな記事を作成させるお悩みデバッグ全文一発出力サービスを実験的に作成しました。しかしながら「心を動かす文章とは程遠く、まだまだ人間の力が必要そうだ」という結果となりました。
さて、同じ「OpenAI DevDay」で発表されたChatGPTの新機能にGPTsがありました。GPTsは、オリジナルの設定を持たせたChatGPTを1つのサービスのように保存でき、それを公開できる機能です。面白いのは、GPTsを作る方法としてChatGPTと対話しながら設定していくところです。コードや入力項目の理解不要で公開可能なAIサービスを作れ、AIの使い方の可能性を感じさせます。
もしGPTsでエンジニアのお悩みを解決できたら、お悩みを投稿フォームで募集しバーチャルAIとして苦労して記事を執筆するまでもなく、この連載の目標であるエンジニアの幸福を達成できるのではないのでしょうか。というわけで今回は、GPTsによってお悩みデバッグbotが機能するかどうかを実験していきます。
お悩みその19 私のスキルは10年後にも需要がありますか?(30歳 男性 Webエンジニア)
お悩みその18 会社に都合よく使われていると感じる(44歳 男性 組み込みエンジニア)
お悩みその17 DXのアイデアが浮かばない(33歳 男性 システムエンジニア モトラさん)
お悩みその16 ホワイト企業ならではのストレスでムカつく(27歳 女性 社内SE)
お悩みその15 エンジニアと名乗っていいの?(?歳 男性 SE)
お悩みその14 事なかれ上司が動かない(32歳 男性 SE)
お悩みその13 ノーコードツールを導入したのに、DXが進まない(38歳 男性 社内SE)
お悩みその12 生まれてから28年間、彼女がいません(28歳 男性 バックエンドエンジニア)
お悩みその11 知識も経験もあるのに就活敗北中だワン(21歳 男性 大学生)
お悩みその10 給料が上がらない(32歳 男性 データベースエンジニア)
お悩みその9 仕事にやりがいを感じたい(29歳 男性 組み込みエンジニア)
お悩みその8 複雑怪奇なシステムばかり立ち上がる(36歳 男性 SE)
お悩みその7 未経験だけど田舎暮らしエンジニアになれますか(24歳 学生 うどん)
お悩みその6 SESの現場を変えてもらうべきでしょうか(27歳 男性 SE)
お悩みその5 勉強への熱意がなくなってしまいました(25歳 男性 プログラマー)
お悩みその4 一生女性に相手にされず孤独に寿命を終えそうで、つらい(30歳 男性 プログラマー)
お悩みその3 何を作りたいのか分からない(25歳 男性 プログラマー)
お悩みその2 エンジニアだと思ったら通訳だった(28歳 男性 ブリッジSE)
お悩みその1 やりたいことがない(30歳 男性 SE)
お悩みデバッグ連載、始まりますわよ〜Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.