オンは通勤20分、オフは車で積丹半島へ――ご当地ライターが、リアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実」。北海道編パート2は、IT企業につとめる筆者の1日と北海道の産業動向をお伝えいたします。
北海道にUターンをした「メリディアン・メディカルサービス」の川喜田です。
U&Iターンの理想と現実 北海道編、前回は北海道で働くための基礎情報――求人数、収入、家賃や生活費の目安などを解説しました。今回は北海道で働く私の1日や、北海道の産業をお伝えします。
私は現在、北海道で働く方々の仕事を宣伝したり、業務効率化のサポートを行ったりしています。
具体的には、Webやロゴ作成、パンフレットや宣伝用の広告作成。また、IT環境の整備やPCのトラブルサポートなど、お客さまが自らの仕事に専念できる環境作りのお手伝いもしています。
クライアントの業種は、医療関係企業や地域のクリニック、町の工務店、建築事務所などさまざま。道内企業が多いのですが、IT関連のサポートは何処にいても行えますので、関東や関西など遠方からの依頼を受けることもあります。
ただし「北海道内であれば近い」というわけではなく、稚内や根室は札幌から高速で5〜6時間もかかります。移動という点では、実は本州よりもずっと大変です(笑)。
私の、オンとオフの1日の過ごし方を紹介します。
私の通勤時間は、車で20分位です。札幌市内在住者の通勤時間は、地下鉄やバスなど公共機関を利用して、片道30分〜1時間程度です。
雪が降る冬は通勤時間が普段よりも長くなります。しかし、札幌市内は地下街が発達しているため、最寄り駅から職場までほぼ地下を通って通勤できるケースもあります。
わが社の勤務開始時間はAM9時。Webサイトやデザインの作成をしたり、宣伝用の広告やパンフレットなどの印刷物の作成を行ったりするデスクワークがメインの仕事です。営業に出ることもあれば、PCのトラブルサポートで直接企業を訪問することもあります。
近所に飲食店が多いので、ランチは外食が多めです。
休日は、ドライブがてらおいしい物を食べに遠出します。毎年夏になると、ウニ丼を食べに積丹半島に行きます。
「積丹のウニは日本で1番おいしい」と私は思います。「早く来年の7月にならないか」と今から待ち遠しくて仕方ありません。
冬はよく温泉に行きます。露天風呂で降り積もった雪を眺めるのは最高に幸せで、心身ともにリフレッシュできます。道中、道の駅で地元ならではの名産品をつまんだり、お買い物したりするのも楽しみの1つです。北海道は食材1つ1つの質がとても高く、通り掛かりのお店にふらっと入っても、想像以上においしいということがよくあります。
きれいな景色とおいしい食べ物に囲まれ、休日は十分過ぎるほど癒やされています。
北海道編:ハドソンを覚えていますか?――年収、家賃、IT企業
愛媛編:リケジョもいるよ――「新居浜高専」でロボコン出場を目指そう
鳥取編:ITの仕事って、ホントに田舎でもできるんですよね?
秋田編:ノマド制度を利用して地元に拠点を開設――人口減少の最先端で“余白”に挑め
宮古島編:青い空! 白い砂!――首都圏の仕事をビーチでリモートワークするという、うっとりするような選択肢
大阪編:U&Iターンを超えた「フラットな世界」へ――楽天大阪支社のグローバルプロジェクト
子育て中のエンジニアが、移住先選びでチェックすべき4つのポイント
長野編:仕事の「数」はある、しかし……既婚エンジニアの移住と長野のIT求人事情
島根編:就業も支援! コミュニティーも支援! 呑み会も支援! ――八面六臂の“おせっかい”ぶりを発揮する、松江のスーパー公務員トリオ座談会
沖縄編:ヤギはめったに食べないよ!――沖縄の歴史、言葉、通勤着
岡山編:立ち乗客3人で「すげー満員じゃあ」――岡山の交通、住宅、生活事情
高知編:はちきん娘がプライベートを大公開――高知の家賃、生活費
エンジニアは、もっと自由に働ける――U&IターンのススメCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.