ノーコード推進協会は2025年8月18日、「第3回日本ノーコード大賞」の受賞事例を収録した電子書籍「ノーコード開発バイブル 2025 Summer」を公開した。自治体や企業におけるノーコード活用事例を幅広く紹介している。
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一般社団法人ノーコード推進協会は2025年8月18日、電子書籍「ノーコード開発バイブル 2025 Summer」を公開した。本書には、同協会が開催した「第3回日本ノーコード大賞」の全受賞者によるプレゼンテーション資料が収録されており、誰でも無料でダウンロードできる。
ノーコード開発バイブル 2025 Summerには、自治体部門と一般企業部門の受賞事例が網羅されている。自治体部門では北海道函館市が大賞を受賞し、山梨県富士吉田市が優秀賞に選ばれた。一般企業部門では医療法人葵鐘会が大賞を獲得し、ダイハツ工業、大分県立津久見高等学校が優秀賞を受賞。さらに、橋本総業やあんしん村グループが特別賞に輝いた。
例えば医療法人葵鐘会は、複雑な新生児管理業務での業務忘れインシデントを撲滅するため、大型モニターと音声付きアラートのシステム「勿忘草」(わすれなぐさ)をローコード開発ツール「FileMaker」で構築した。システム導入後、アラート対象の業務忘れインシデントはゼロになったという成果はもちろんだが、現場の医師が自らツールを使って短期間(約3カ月)で安価(約15万円)に開発した点が評価されたという。
一般社団法人ノーコード推進協会の中山 五輪男氏(代表理事)は「ノーコードは単なるツールではなく、文化的変革を促すものだ。『任せる』から『創る』へと意識を変えることで、企業のイノベーションを進めることができる」と述べている。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。