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「Rust」の平均単価が3カ月連続上昇 エン・ジャパンがフリーランス案件の分析レポートを発表開発分野で「稼げる」言語や職種とは

エン・ジャパンは2025年8月15日、同社のサービス「フリーランススタート」に登録された2025年7月の案件の分析結果を発表した。「Rust」など比較的に新しい言語の単価が上昇傾向にあることが分かった。

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 エン・ジャパンは2025年8月15日、フリーランス案件の月額平均単価に関する調査レポートを発表した。これは、同社が運営するフリーランスエンジニア向け案件検索サービス「フリーランススタート」の2025年7月の求人情報を分析してまとめたもの。それによると、2025年7月のフリーランス案件の月額平均単価は74万7000円で、2024年同月から上昇傾向を維持していることが分かった。

「Rust」の需要が拡大、その背景は?

 同レポートでは2025年7月の案件月額報酬の平均値を「開発言語」「フレームワーク」「職種」で分類し、ランキング化している。

 開発言語別では、比較的新しい言語「Rust」が3カ月連続で平均単価を伸ばし、87万4000円(2025年6月比で4.4%増)で1位となった。エン・ジャパンによると、Rustは5年以上の実務経験を持つエンジニアが少なく、希少性が高いことから需要が拡大している。「Go」や「Ruby」「Kotlin」「TypeScript」も上位を維持し、市場ではモダン言語のニーズが強いことが分かった。

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2025年7月の開発言語別の月額平均単価(提供:エン・ジャパン

 フレームワーク別では、オープンソースの「Next.js」が2024年6月比で4.7%増と最も高い伸び率を記録し、平均単価87万5000万円で1位となった。「UX(ユーザー体験)やパフォーマンスを重視するモダンなフロントエンド技術が市場をけん引している」とエン・ジャパンは説明する。

 職種別のランキングでは、プロダクトマネジャー(PdM)が平均90万7000万円と大幅に上昇(2025年6月比で10.7%増)し、2025年6月の11位から5位に急浮上した。エン・ジャパンは「企業は『どのようなプロダクトを、なぜ作るのか』といった戦略設計を重視する傾向が強まっており、PdMがその中心的な役割として評価されていることが背景にある」と分析している。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。