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情報システム部の業務が「守りの運用」に偏っている ソフトクリエイトが実態調査結果を発表:徐々にWindows 11への移行が進む
ソフトクリエイトは「情報システムの現状とIT活用実態アンケート 2025」の結果を発表した。企業の情報システム部は、システム運用や保守に多くの時間を取られているが、Windows 11への移行は徐々に進んでいることが分かった。
ソフトクリエイトは2025年4月8日、「情報システムの現状とIT活用実態アンケート 2025」の結果を発表した。それによると、約76%の企業が段階的に「Windows 11」への移行を進めていることが分かった。
人材育成に注力する企業が急増?
情報システム部が最も時間を費やしている業務を見ると、「問い合わせや障害対応」で26.7%(対2024年比で3.7ポイント減少)、「システム運用、保守、報告」(26.2%)、「新システム導入/システム改定」(21.8%)がトップ3だった。ソフトクリエイトは「注目すべきは、『情報システム部の人材育成、教育』の急増だ。ここ数年は1%前後で推移していたが、今回の調査では対2024年比で10.9ポイント増の11.3%と急伸した」と述べている。
Windows 11への移行状況については「全社移行済み」が21.7%、「一部移行済み」が38.3%、「移行中」が22.0%、「移行計画中」が15.6%だった。また、42.3%の企業が「Windows 11への移行について特に課題はない」と回答した。ランサムウェアによる被害については、被害に遭った企業の割合が3年前(2022年)と比べて10ポイント以上も増加し、32.2%だった。
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