Visual Studioに「GPT-5」搭載 旧モデル「o1」「GPT-4.5」「o3-mini」「GPT-4o」は段階的に廃止Copilotの有料プランで利用可能

Microsoftは2025年8月12日、「Visual Studio」向けに「GitHub Copilot」でOpenAIのAIモデル「GPT-5」を利用可能にしたと発表した。同社は「より高速で高品質なコード生成と理解を提供する」と説明している。

» 2025年08月19日 08時00分 公開
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 Microsoftは2025年8月12日(米国時間)、開発者向け統合開発環境(IDE)である「Visual Studio」において、「GitHub Copilot」(以下、Copilot)でOpenAIの大規模AI(人工知能)モデル「GPT-5」を利用できるようになったと公式ブログで発表した。

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GPT-5は「Copilotの標準」に?

 GPT-5は、従来モデルに比べ応答速度と推論能力が大幅に向上しており、特に複雑なコーディング課題に対する意思決定や、数千行規模の実装におけるコード品質、保守性の確保に優れている。提案するコードの背景説明も従来より明確になり、利用者が変更点を理解しやすくなっているという特徴もあり、Microsoftは「アイデアから実装までを加速し、開発者が主導権を保ちながら作業を進められる」と強調している。

 Visual Studio内の、Copilotのチャット画面からモデル選択で「GPT-5(Preview)」を指定することで利用可能だ。提供はCopilotの有料プラン契約者を対象に展開されており、「Agent Mode」と「Ask Mode」の両方で選択できる。ただし、企業向けの「Copilot Enterprise」や「Copilot Business」プランでは、管理者が設定画面でGPT-5のポリシーを有効化する必要がある。

画像 モデル選択でGPT-5を選択すれば利用できる(提供:Microsoft

 GitHubは今回のリリースに合わせ、旧モデル「o1」「GPT-4.5」「o3-mini」「GPT-4o」などの段階的な提供終了を予定していることも明らかにした。これによって、CopilotにおけるAIモデルの標準はGPT-5へと移行していく見通しだ。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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