検索から「課題解決」へ Google検索でGeminiが利用可能に目指すのは「検索ツールから脱却」?

Googleは、同社のGoogle検索に「AI Mode」「Gemini 2.5 Pro」をはじめとしたAIに関する機能を新たに搭載したと発表した。

» 2025年07月30日 08時00分 公開
[@IT]

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 Googleは2025年7月16日(米国時間)、同社の検索サービス「Google Search」に、幾つかの新機能を導入したと発表した。Geminiの有料プラン「Google AI Pro」および「Google AI Ultra」の加入者で、Search Labsを有効にしているユーザーが利用可能だ。

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Google SearchでもDeep Searchが利用可能に

 「AI Mode」は、従来のキーワード検索に代わり、生成AI(人工知能)が回答を生成する機能だ。ユーザーは、Google Searchの上部にあるAI Modeのタブから用途にあった検索モデルを選択できる。デフォルト(既定)は「Fast all-around help」(高速かつ汎用〈はんよう〉的な検索向け)で、「Reasoning, math & code」(推論、数学、プログラミング向け)と明記された「Gemini 2.5 Pro」モデルも選択可能だ。

画像 「AI Mode」のタブをクリックすると検索モデルを選べる(提供:Google

 「Deep Search」も、AI Modeで利用できるようになった。Deep Searchはユーザーの指示に基づいて多数のWebサイトを巡回し、情報を統合、分析して、出典付きのレポートを作成する。開発者にとっては、調査や開発の作業時間短縮と精度向上が期待できる機能だ。

 AIによるユーザーの電話代行機能も追加された。これは、ユーザーの代わりにAIが電話で店舗や企業に価格や空き状況を問い合わせ、結果を整理して提示するものだ。

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