Microsoftは、「Microsoft Graph CLI v1.0.0」の一般提供を開始した。
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Microsoftは2023年11月22日(米国時間)、「Microsoft Graph CLI v1.0.0」の一般提供を開始した。
Microsoft Graph CLIは、あらゆるOSとシェル上でMicrosoft Graph APIにアクセスするための方法を提供するコマンドラインツールだ。2023年6月に同ツールのプレビュー版を、9月にリリース候補版を公開し、フィードバックへの対応や、バグの修正、機能の追加に取り組んできた。
Microsoftは、v1.0.0リリース候補で次のような変更と改善を加えたとしている。
アプリ専用の認証オプションにマネージドIDを追加した。複数の認証オプションから選べるようになり、ユーザー体験を向上させた。CLIは、Microsoft Graphに接続するための認証オプション(Device code flowおよびInteractive browser)とアプリ専用の認証オプション(Client Secret、環境変数、マネージドID)をサポートしている。
出力オプションとしてraw_jsonを追加し、出力から引用符を削除し、冗長なロギングを減らし、認証失敗時のエラーメッセージを改善し、jqのような他のツールとの互換性を高めるために出力エンコーディングをutf-8に変更した。出力形式はtable、raw_json、json、textに対応している。
サインインしているユーザーが自分自身に関する情報を取得するための、meコマンドをサポートした(自身のID、名前、カレンダー、連絡先、ドライブ、イベントなどのユーザーリソースと同様のものが取得できる)。
CLIツールを実行するには、次のいずれかの環境を用意する必要がある。
Windows、Mac、Linux、Dockerに対応する各バージョンのCLIツールは以下でダウンロードできる。
インストール後、Microsoft Graph CLIを使用してMicrosoft Graph APIと対話できるようになる。一般的なコマンド例は次の通り。
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