バルテスは、エンジニアを対象に実施した「業務に関するアンケート調査」の結果を発表した。苦手あるいはやりたくないと感じる仕事の上位は「ルーティンワーク、手伝い」や「報告書などの文書の作成」だった。
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バルテスは2023年1月16日、ITエンジニアを対象に実施した「業務に関するアンケート調査」の結果を発表した。この調査はバルテスが運営する品質向上プラットフォーム「Qbook」で企業や事業所に所属しているエンジニアを対象に実施し、161人から有効回答を得た。
ITエンジニアが「得意」「やりたい」と感じる仕事について聞くと、「コーディング、実務、プログラミング」「要件定義/要求分析」「テスト」などが上位に並んだ。「コーディング、実務、プログラミング」を挙げた人の割合は9割(複数回答、以下同)を超えており、バルテスは「自分が作ったシステムが思った通りに動く、プログラムが完成に近づいていく過程に喜びを見いだしているようだ」と分析している。
「『要件定義/要求分析』については、開発するシステムにどんな機能が必要か、何に注意しておくべきか、といったことを決めていくことに面白みを感じている人が多く、「テスト」についてはまだ世に出ていない製品に触れられる、新しいバグや不具合を発見し、製品の品質向上に貢献できることに喜びを感じている人が多いようだ」(バルテス)
一方、「苦手、やりたくない仕事」について聞くと「ルーティンワーク、手伝い」「報告書などの文書の作成」「社内の打ち合わせ、調整」が上位に挙がった。
「ルーティンワーク、手伝い」については「データベースのユーザー管理など、まだ自動化できていないオペレーションを実施するのに抵抗を感じる」といった意見があった。バルテスは「『2回以上やることが分かっているなら自動化したい』と感じるエンジニアは多い」と指摘している。
「報告書など文書の作成」については「外部向けの文書作成などは表現に頭を悩ませるため苦手だ」といった意見や、「一度限りの会議のためになぜそこまで時間をかけるのか理解に苦しむ」といった声もあったという。
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