データサイエンティスト協会とIPAは、「スキルチェックリスト」と「タスクリスト」の読み解き方や活用方法を記した公式ガイドブック『データサイエンティストのためのスキルチェックリスト/タスクリスト概説』を刊行した。
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データサイエンティスト協会は2020年7月7日、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)と共同で、『データサイエンティストのためのスキルチェックリスト/タスクリスト概説』を刊行した。IPAのWebサイトから、無料でダウンロードできる。
同書は、「スキルチェックリスト」と「タスクリスト」の読み解き方や活用方法を記した公式ガイドブック。データサイエンス領域での就業を目指す学生や、データ分析に携わるビジネスパーソンを対象にしている。
スキルチェックリストはデータを活用するためのスキルを体系化したもので、データサイエンティスト協会が公開している。タスクリストは業務プロセスを体系化したもので、IPAとデータサイエンティスト協会が共同で策定した。どちらもAI(人工知能)やビッグデータ、IoT(Internet of Things)、ロボットなど、最近求められているデジタル時代の人材育成を目的としている。
スキルチェックリストは、データサイエンティストに求められるスキルを「ビジネス力」「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」の3分野に分けて定義。さらに各分野のスキルレベルを「業界を代表するレベル」「棟梁(とうりょう)レベル」「独り立ちレベル」「見習いレベル」という4段階で定義している。
タスクリストはスキルチェックリストを補完するもので、各スキル要件がどのようなプロセスに必要とされるかを整理している。タスクリストとスキルチェックリストを併用することで、自分が担当するタスクにとって身に付ける必要があるスキルの把握に役立てられるという。
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