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ゾーホージャパン、「ログ監査を代行」する標的型攻撃対策のための定額制サービスを開始:月額80万円から
ゾーホージャパンは、定額制のログ監査代行サービスの提供を開始した。標的型サイバー攻撃対策を必要としているが、人的リソース不足を課題とする企業に向けて展開する。
ゾーホージャパンは2016年4月20日、フェスと提携し、定額制のログ監査サービス「定額ログ監査PACK80」の提供を開始すると発表した。
高度化した標的型サイバー攻撃に対しては、「侵入者をいち早く検知して、実質的な被害を回避する」ことに重点を置いた内部対策が必要とされている。その一方で、検知のためのログを監査する人員がいない/割けないといったリソース不足も、企業が抱える課題として上がっている。
定額ログ監査PACK80はそのような企業や組織に向けた、定額制でログ監査を代行するサービスとなる。フェスがログ監査のための業務設計、環境構築、レポーティング業務を定額制サービスとして提供し、ログ監査のためのソフトウェアとして、ゾーホージャパンのIT運用管理ソフトウェアである「ManageEngine」の製品群を活用する。
料金は月額80万円(税別)。プランには「初期アセスメント」「ソフトウェア導入」「月次レポーティング業務」「ManageEngineソフトウェアのライセンス利用料」が含まれる。
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