Cloudflareは、TLDの人気度やセキュリティリスクを可視化した新ページ「Top-Level Domains」を「Cloudflare Radar」で公開した。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Cloudflareは2025年10月27日(米国時間)、世界のインターネットのトラフィック、セキュリティ、パフォーマンス、使用状況などのトレンドやパターンをほぼリアルタイムに可視化した無料サービス「Cloudflare Radar」において、TLD(トップレベルドメイン)の動向を分析した新ページ「Top-Level Domains」を追加したと発表した。
この新ページでは、Cloudflareが同社の複数サービスから収集したデータに基づいて、どのTLDが広く使われ、どのTLDがセキュリティ上のリスクを抱えているのか、インサイトを提供するという。
Cloudflareは、TLDの認知度や利用状況を可視化する指標として、DNSクエリの総数ではなく、どれだけ多くのユニークなクライアント(ネットワーク)がそのTLD内のドメインにクエリを送信しているかを重視する指標「DNS Magnitude」を用いていると説明。DNS Magnitudeの値が高いほど、異なる組織や地域から参照されていることを示しているという。
TLDごとの詳細ページでは、TLDの種類、管理組織、DNSSEC(Domain Name System Security Extensions)およびRDAP(Registration Data Access Protocol)のサポート状況、国別のアクセス頻度、発行済証明書の総数といった情報を確認できる。
Cloudflareは「これらのインサイトは、TLD管理者やサイト所有者が、TLDの人気度やトラフィック量、名前衝突問題といったセキュリティリスクに関する洞察を得る上で役立つものだ」と述べている。
「RPKI」「DNSSEC」「DMARC」のガイドライン策定に込められた思い、内容のポイントとは 作成した有識者らが解説
インターネットトラフィックに見る、人気の生成AIサービス Cloudflareが明らかに
名前衝突問題――その意外な影響と対策Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.