paizaはITエンジニア志望の学生を対象にした生成AI利用方法の調査結果を発表した。回答者の8割が生成AIを利用しており、就職活動でも積極的に活用していることが分かった。
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paizaは2025年9月4日、大学生の生成AI(人工知能)利用に関する調査結果を発表した。この調査は、同社が提供する就職情報サービス「paiza新卒」に登録している、2026〜2029年に卒業予定の大学生を対象に実施し、1075人から有効回答を得た。 それによると回答者の84%が「生成AIを利用している」と答えた。
なお、本稿では回答者の属性について、卒業予定年度を基にした表現(2026年に卒業予定の大学生なら「26年卒」)といったように表現する。
生成AIの利用シーンで多かったのは、「大学の課題」と「大学の授業」がともに67.4%でトップだった。次いで「個人的な調べ物、検索」(67.2%)、「趣味」(64.7%)、「大学以外での学習」(54.7%)などが続いた。
paizaによると、生成AIは学習での利用から就職活動にまで広がっているという。就職活動での生成AI利用率は26年卒が80.6%、27年卒では56.2%だった。具体的な利用シーンとしては、多い順に「自己分析」(62.8%)、「エントリーシート作成」(61.6%)、「面接対策」(44.9%)などが並んだ。「いわゆる壁打ちから情報収集、文章作成まで幅広いシーンで活用されている」とpaizaは分析している。
paizaはこの調査結果について「大学生にとって生成AIが不可欠なツールとして定着している。生成AIが利用されている前提で考えると、従来のペーパーテストや簡易面接だけではスキルやポテンシャルの見極めが難しくなり、選考フローの工数増やミスマッチによる早期離職の懸念がある」と分析している。
Q: 大学生の生成AI利用率はどの程度か?
A: 回答者の84%が「生成AIを利用している」と答えた。
Q: 生成AIの利用シーンで多かったのは何か?
A: 「大学の課題」と「大学の授業」がともに67.4%でトップ。次いで「個人的な調べ物、検索」(67.2%)、「趣味」(64.7%)、「大学以外での学習」(54.7%)が続いた。
Q: 就職活動における生成AIの利用状況は?
A: 26年卒では80.6%、27年卒では56.2%が利用。主な利用シーンは「自己分析」(62.8%)、「エントリーシート作成」(61.6%)、「面接対策」(44.9%)。
Q: paizaはこの調査結果についてどのように分析しているか?
A: 大学生にとって生成AIは不可欠なツールとして定着しており、従来のペーパーテストや簡易面接だけではスキルやポテンシャルの見極めが難しく、選考フロー増加や早期離職リスクが懸念される。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。