GitHub Copilotで利用できるAIモデルの使い分けについて、GitHubが公式ブログで解説した。用途(タスク)に応じた最適なモデルの選び方が整理されており、初心者でも参考にしやすい。
GitHubは2025年8月29日(英語版、日本語版は同年9月5日)、AIによるプログラミング支援ツール「GitHub Copilot」で利用できるAIモデル(例:GPT-4.1やClaude Sonnet 3.7)の中から、最適なモデルを選ぶための指針となる情報を解説した公式ブログ記事を公開した。
GitHub Copilotには、さまざまなAIモデルが用意されている。ドキュメント作成を助けるもの、質問にじっくり考えて答えるもの、そしてコーディングに強いものなどだ。こういった特徴を知っておけば、ユーザーは状況に応じて使い分けられるようになる。
公式ブログ記事では、各モデルの特徴がまとめられている。そこからリンクされた公式ドキュメントには、用途(タスク)ごとにどのモデルが適しているかが、より具体的に示されている。
Deep Insider編集長の一色です。こんにちは。
私の場合、基本的にはデフォルトの「GPT-4.1」のまま使っています。でも今後は、この情報を参考に用途に応じた適切なモデルを選んで、開発や作業の生産性を高めたいですね。
ただし、有償プランでは「プレミアムリクエスト乗数(premium request multiplier)」と呼ばれる価格設定があるため、特に価格の高いものは重要な作業に限って使うことになると思います。
以下では、公式ブログと公式ドキュメントで示された用途(タスク)別のAIモデルを、コンパクトに箇条書きでまとめた。日本語訳にはChatGPTを用いており、一部に意訳を含む。
日常的なコーディングや、文章/ドキュメントの作成など、品質・速度・コストのバランスが必要な場面に向いたモデル群。
ユーティリティ関数の生成や、ちょっとした構文確認、軽い試作など“速さ最優先”の場面に向くモデル群。
多段の論理展開や、設計判断、複数ファイルにまたがるバグ解析など“深く考える”処理に適したモデル群。
UI(画面)のスクリーンショットや、システム構成図、ダイアグラム(図)など“画像を手掛かりにする”作業に強いモデル群。
本稿では、公式ブログ記事を紹介し、用途(タスク)別の使い分け指針について公式ドキュメント「AIモデルの比較」の記載内容をまとめた。この情報が実務で参考になれば幸いだ。なお、利用可能なモデルはモード/開発ツール/プランで異なるため、利用開始前に最新の公式ドキュメントの「AIモデルの一覧」を確認することをお勧めする。
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