Oracleは、ガベージコレクタなどの機能を強化した「Java SE 12(JDK 12)」の一般提供を開始した。
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Oracleは2019年3月19日(米国時間)、「Java SE(Standard Edition)12/JDK(Java Development Kit)12」の一般提供を開始したと発表した。
Oracle JDK 12は、2017年9月に発表された6カ月ごとのリリーススケジュールに従った「Oracle JDK 11」に続くリリース。Oracle JDK 11は、このリリーススケジュールに従った最初の「長期サポート(Long Term Support:LTS)」リリースだ。LTS版は3年ごとにリリースされることになっており、次は「Oracle JDK 17」となる予定だ。
Oracle JDK 12は、OracleのCPU(Critical Patch Updates)スケジュールに従って、「Oracle JDK 13」に取って代わられる前に最低2回更新される。Oracle JDK 13は2019年にリリース予定。
またOracleは、Java SEプラットフォーム仕様のオープンソース実装であるJDKも「jdk.java.net」で提供している。このJDKは「OpenJDK」とも呼ばれる。
JDK 12の主な特徴は、開発生産性の向上に重点を置いた8つの新しい機能強化にある。これらの機能強化はJDK Enhancement Proposal(JEP)で定義されている。
switch (day) {
case MONDAY:
case FRIDAY:
case SUNDAY:
System.out.println(6);
break;
case TUESDAY:
System.out.println(7);
break;
case THURSDAY:
case SATURDAY:
System.out.println(8);
break;
case WEDNESDAY:
System.out.println(9);
break;
}
switch (day) {
case MONDAY, FRIDAY, SUNDAY -> System.out.println(6);
case TUESDAY -> System.out.println(7);
case THURSDAY, SATURDAY -> System.out.println(8);
case WEDNESDAY -> System.out.println(9);
}
OracleはJava SE製品のサポートについて、JDK 11から始まったLTSリリースでは、5年間のPremier Supportとその後のExtended Support(Java SE 11では3年間)を提供する。
LTSリリース以外のJava SE製品(6カ月ごとのリリーススケジュールの導入以降では、Java SE 10(JDK 10)とJava SE 12(JDK 12)が該当)については、6カ月間のPremier Supportのみを提供する。
企業がJava SE 製品でPremier Supportを受けるには、「Oracle Java SE Subscription」を契約する必要がある。Java SE Subscriptionは、企業全体でのJava SEのインストール、更新、アップグレードを管理できる有償のサブスクリプションサービスだ。
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