Kubernetesは、本番環境でコンテナ技術を利用するためにGoogleが開発を始めたコンテナ管理ツールです。Googleが提供するさまざまなサービスの運用ノウハウが、Kubernetesに注ぎ込まれています。例えば、Kubernetesには、サービスを公開した状態でさまざまな変更を加えることができる仕組みになっています。
Kubernetesが持つ機能は以下のようなものです。
コンテナ技術では「永続的なデータを保存できない」「設定ファイルや秘匿情報を埋め込むことができない」といった欠点があります。そのため、サービスの継続性に致命的な問題を引き起こす可能性がありましたが、Kubernetesはそれらの欠点をカバーしつつ、本番環境にあるサービスを、コンテナのメリットを活用しながら継続できる機能を組み込んでいます。
Dockerでもさまざまな欠点に対策が用意されていました。しかし、サービスを停止させない仕組みや、コンテナを統合的に管理できるという点でKubernetesは優れています。
Kubernetesを活用する前に、これまでのインフラ管理とは違う特徴的な3つのコンセプトを知っておきましょう。
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