NTTテクノクロスは、AIを活用して管理台帳の作成を効率化するソフトウェア資産管理ツール「iTAssetEye」の新バージョンを発表。未知のインベントリが検出された際には、AIが収録数約14万件のソフトウェア辞書の中から候補となるソフトウェアを特定する。
NTTテクノクロスは2018年9月6日、ソフトウェアライセンスの適正利用管理やライセンス監査対応を支援する「ソフトウェア資産管理ソリューション iTAssetEye(アイティアセットアイ)」にAIを採用した新バージョンを、2018年11月から提供すると発表した。
iTAssetEyeは、インベントリ情報を基に管理台帳機能やワークフロー、ライフサイクルなどの管理機能でソフトウェア資産管理をサポートするパッケージソフトウェア。従来のバージョンでは、インベントリ情報から収集された未知のソフトウェアを特定する際、収録数約14万件のソフトウェア辞書から、管理者自身がソフトウェア名を検索、特定する必要があった。
新バージョンでは、AIが管理者の代わりにソフトウェア辞書の中から候補となるソフトウェア名を推薦し、ソフトウェアを特定する手間を軽減する。
また、ソフトウェアのライセンス違反リスクを検知するアラート機能に、ハードウェアの「リースレンタル期限」や「保守期限」などのアラートを追加。ハードウェアに関する契約漏れなどのリスクを低減し、サーバの管理負担を軽減する。
価格は、年間サブスクリプションで60万円(税別)から。
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