KDDIと産業用ドローンの開発を手掛けるPRODRONEが、資本提携、業務提携を強化した。KDDIのドローン向けネットワーク基盤とPRODRONEのドローンを組み合わせ、ネットワークにつながるドローンが活躍する「スマートドローン構想」を推進する。
KDDIは2018年4月9日、産業用ドローンを開発・製造するプロドローン(PRODRONE)と追加出資に関する資本提携、業務提携契約を締結したと発表した。これにより、PRODRONEは、KDDIの持分法適用関連会社となる。
KDDIでは、今後、ドローンがモバイル通信ネットワークにつながり、自律飛行するようになると考えており、2016年12月からモバイル通信ネットワークを活用したドローン専用基盤「スマートドローンプラットフォーム」を開発し、物流や農業、警備など、さまざまな分野で実証実験を実施している。
PRODRONEは、2本のロボットアームを持つ大型ドローンや、負圧で壁面や天井面の両方を張り付きながら検査するドローン、水面に着水し、水中の映像をリアルタイムで伝送可能なドローンなど、多彩なニーズに対応するハイエンド向け産業用ドローンを開発・製造している。
両社は、KDDIのスマートドローンプラットフォームとPRODRONEの技術を組み合わせ、ネットワークにつながるドローンを活用する「スマートドローン構想」を推進していく方針だ。
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