ZMPが自動宅配ロボットのプロトタイプを開発。宅配ボックスを備え、周囲環境を認識しながら歩道を自動走行して荷物を届ける。2017年8月からパートナー企業と協力して実証実験を実施する。
自律制御ロボットプラットフォームなどを展開するZMPは2017年7月13日、歩道を走行して荷物を届ける自動宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」のプロトタイプを開発したと発表した。
CarriRo Deliveryは、宅配ボックスを搭載し、レーザセンサーとカメラで周囲の環境を360度認識しながら自動走行して荷物を届ける。遠隔監視とともに、必要に応じて遠隔操作も可能とする。大きさは1330(長さ)×750(幅)×1090(高さ)ミリ、重量は約90キロ。最大100キロの荷物を積載できる。
2017年8月から、デリバリーすし「銀のさら」を展開するライドオン・エクスプレスなどのパートナー企業と協力して実証実験を行う。宅配やフードデリバリー業界の配達員不足解消や買い物困難層の支援などを目指すとしている。
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