ミラクル・リナックスが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.9をベースに開発した企業向けLinuxディストリビューション「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP7」をリリース。2017年6月中にMicrosoft Azure上でも利用できるようにする。
ミラクル・リナックスは2017年5月24日、企業向けLinuxディストリビューションの最新版「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP7」を発表。2017年5月26日に提供を開始する。
Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP7は「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.9」をベースに開発。TLS(Transport Layer Security)1.2にアップデートすることでセキュリティを向上させた他、コンテナ機能も強化。加えて、最新ハードウェアをカバーするデバイスドライバも拡充させている。
ライセンスは、OSライセンスとアップデート利用権、サポートサービスを分離した形態を採る。仮想化環境の利用では、OSライセンスは1物理サーバ当たり1ライセンスとし、インスタンス数の制限はない。また、産業用コンピュータやアプライアンスなどの特定業務用機器への組み込み向けには、1ライセンス当たりの価格を抑えたライセンス形態を選べる。
価格は、特定業務用機器向けが15万円(税別、以下同)/10ライセンス。標準サーバ向けが6万円/1ライセンス。併せて、標準サーバ向けにプロダクトサポートを組み合わせた「バリューパック」(18万円/1ライセンス)、アップデートサポート(3万円)、プロダクトサポート(15万円)などのメニューも用意する。
またAsianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP7は、2017年6月中にMicrosoft Azureに対応予定。Microsoft Azure Marketplaceでも販売される。
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