価値観(感情スイッチ)には、2つの種類があります。
1つ目は「理想」です。理想とは、「自分にとって大切なことは○○だ」「私は○○を大切にしたい」という肯定的な価値観です。「信念」や「アイデンティティー」とも言います。
また、「こうだったらいいな」「こうなりたいな」のような「希望」や「願望」もあります。
先ほどのSNSの例でしたら、「私は謙虚でいたい」「私もみんなと仲良くしたい」「私にとって大切なのは、語ることではなく行動することだ」「私はもっとシンプルでいたい」がそうです。
「私の理想は○○だ。けれども、目の前の状況がそうなっていない」……だから、ネガティブな感情を抱くのです。
2つ目は「固定観念」です。固定観念とは「○○は××にすべきだ」「○○は××でなければならない」のような、「すべき」「ねばならない」という固定的な価値観です。また、「相手は○○だと思っているはずだ」「○○に違いない」のような「思い込み」もそうです。
先ほどのSNSの例でしたら、「人は謙虚でいるべきだ」「人はみんなと仲良くしなければならない」「人は行動で示すべきだ」「物事はもっとシンプルに捉えるべきだ」などです。
これらの、「すべき」「ねばならない」という価値観には、人が道徳的に、理性的に生活する上で大切なものもあります。しかし強い固定観念は、「それは違うだろう!」「○○にすべきだろう!」など、抱く必要のない状況でネガティブな感情を抱かせます。
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