マイクロソフトが、Webブラウザ「Microsoft Edge」での実験的なWebVRサポートに向けた開発に着手。Mozillaやグーグル、オキュラスなどとともに、相互運用可能なツールを利用できるよう、W3CにおけるWebVR仕様の強化にも取り組む。
米マイクロソフトは2016年9月9日(米国時間)、Webブラウザ「Microsoft Edge」での実験的なWebVRサポートに向けた開発を開始したと発表した。
WebVRは、「Oculus Rift」のようなVR(Virtual Reality:仮想現実)デバイスと連携するWebアプリのために、デバイスの位置や動作の情報を三次元空間上の動きへと変換するAPI(Application Programming Interface)。マイクロソフトはWebVRについて、「Webグラフィックス技術の“次”のフロンティアである。新世代の没入型体験を提供するアプリの開発を可能にする」と説明。2016年現在、既に没入型のVRコンテンツが登場し始めているが、Webアプリ開発者に向けた対応を積極的に進めることで、こうしたコンテンツは一層増えていく見通しという。
また、マイクロソフトは、米Mozilla Foundation(モジラ財団)、米グーグル、米オキュラスなどとともに、Webアプリ開発者が、より高速かつ強力で、相互運用可能なツールを利用できるように、W3C(World Wide Web Consortium)のWebVR仕様の強化に取り組んでいる。
マイクロソフトは近いうちに、実装の進展を経て、ソフトウェアとハードウェアについてより詳しい情報を発表するとしている。
Microsoft Edgeができること、できないこと(2016年8月更新版)
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