もちろん企業には、「そうは言っても」という事情もある。移行のための予算を確保していなかった、具体的に何をやればよいか分からない。Windows XPのサポート終了時と同じ、こんな事情だ。日本マイクロソフトは、コスト面を含めた以下の移行メニューで支援も行う。
アップグレード支援メニューは、ユーザー環境に合わせて互換性を評価することで、移行時のリスクを低減する「SQL Serverバージョンアップ移行評価支援」(4週間、税別500万円から)と、事前検証から設計、実装、テスト、移行までを行う「SQL Serverバージョンアップ移行支援」(1週間、税別190万円から)などを用意している。
また、会計ソフトウエアはバージョンアップのみでSQL Server 2005対策のほとんどが済む。自社の会計ソフトウエアやシステムがSQL Server 2005を使っているかどうかが分からなくても、「無償サポート窓口やパートナー企業にまずは相談してほしい」という。マイクロソフトの移行支援情報サイト「SQL Server 2005移行ポータル」でも、業務ソフトウエアどのバージョンが移行対象かを一覧化した情報などを提供していく構えだ。
一目で分かる、SQL Server 2005〜2014とService Packのサポート終了時期
Windows XP/Office 2003サポート終了後の「世界」
各Windows OSで利用できるIEのバージョンを知る
サポート切れのサーバーOSを使い続けるリスクは経営課題と考えるべき
まだ終わらない、Windows Server 2003のサポート終了対応――個人情報保護法では対象外企業もマイナンバーでは対象に、サポート切れOSでの運用はNGCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.