以上で設定は終わりだ。これで、「ビューポート」を見ると、動画2のようにパーティクルが表示される。
「パーティクルエディター」メニューで「保存」し、「パーティクルエディター」を閉じる。「レベルエディター」の「ビューポート」に、「コンテンツブラウザー」にある「myParticle」のアイコンをドラッグ&ドロップする(図27)。
「モードパネル」の「全てのクラス」から「カメラ」を配置し、「移動ツール」を使ってパーティクルが「CameraActor」に収まるよう調整する。「カメラ」の「詳細」の「Auto Activate for Play」に「Player 0」を指定する。「ツールバー」で「デバッグ」をして「プレー」を実行する。動画3のように表示される。
ここで、UE4メニューの「ファイル」→「保存」で、適当な名前を付けて保存しておこう。
UE4の「ファイル」→「新規レベル」を開き、「モードパネル」から「基本」にある「Empty Actor」をビューポート上にドラッグ&ドロップする(図28)。
「詳細」の「コンポーネントを追加」ボタンで、「Static Mesh」を選択し(図29)、詳細内の「Static Mesh」の「Static Mesh」項目に「Box_ブラシ_StaticMesh」を選択する(図30)。
再度「コンポーネントを追加」ボタンをクリックし、「ParticleSystem」を選択する(図31)。
詳細の「Particle」の「Template」に「myParticle」を選択する(図32)。
すると、ビューポート上にパーティクルが表示され、動画4のように、「移動ツール」でパーティクルを移動できる。
今回は、これで終わりだ。このように「パーティクルエディター」を使ってパーティクルの作成が可能なら、「ボックス」のパーティクルに限らず、「球体」「コーン」「シリンダー」のパーティクルも作成可能になる。当然、色も自由に設定ができる。思いもよらないような面白いパーティクルも作成できると思う。
次回は最終回で、UE4に用意されているプログラミングシステムである「ブループリント」とマーケットからダウンロードした「3Dキャラクター」の動かし方を紹介する。お楽しみに。
薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。
1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。
2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。
Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。
Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。
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