モバイル端末OS向けのプッシュ機能を発表。単一のAPI操作で主要端末へのプッシュ通知機能を利用できる。
米Amazon Web Services(AWS)は、クラウドからの通知送信サービス「Amazon Simple Notification Service」(SNS)向けの新機能「Mobile Push」を発表した。
Mobile Pushではアプリケーション開発者が単一のAPIを使ってApple iOS、Google Android、Kindle Fireの各端末向けに通知をプッシュ送信できる。AWSでは1日に数百万件以上の通知を発信することも可能だとしている。AWSが公開している開発ガイドでは、AWSが提供するSimple Quw Service(SQS)やHTTP/HTTPS通信、Eメール、SMSなどをエンドポイントにできるとしている。
Amazon、Apple、Googleの各社は端末向けの通知配信にそれぞれ異なる中継サービスを使っていることから、これまでは大量の通知をプッシュ送信するのが難しく、コストがかさむ要因にもなっていたという。
しかし、Mobile Pushを利用すれば、1回のプッシュでどの端末にも通知を送信できるようになる。複数のモバイルプラットフォームのために同じプッシュソフトウェアの別々のバージョンを維持するといったムダがなくなるため、コスト削減や複雑さの解消にもつながるとAWSは説明している。
料金は月間100万件の通知までは無料。以後は100万件ごとに1ドルの料金がかかる。
ITユーザー兼プロバイダも台頭:「おせっかい度」を増すエンタープライズIT業界
AWS OpsWorksアプリケーション運用の勘所(3):“ChefがキライでもOpsWorksはキライにならないでくださいっ!!” カスタムAMIとAWS OpsWorksの使い方
DevOps時代のJava開発者のためのオープンクラウド入門(2):Vagrantで手軽に構築してオープンPaaS「Cloud Foundry」を理解する
13講座を用意:Amazon Web Services、サービス利用法の習得講座を開講
次期「AWS SDK for .NET」はWindows Phone対応:Amazon Web Services、AWS OpsWorksにカスタムAMI追加Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.