業界9社がクラウドサービスにおけるネットワークの課題を解決するためのフレームワーク開発に動く。VLANスケーリング、レイヤー2性能、超巨大ドメインの耐障害性、イーサネットへのストレージネットワーク技術統合などの課題が含まれる。
通信事業者やネットワーク機器メーカーで構成する業界団体メトロイーサネットフォーラム(MEF)は5月23日、イーサネット技術をクラウドサービス提供のニーズに対応させるための技術強化を目指し、「CloudEthernet Forum」を発足させた。
MEFの発表によると、CloudEthernet Forumでは、仮想マシンの普及に伴うデータセンターネットワークの大規模化、高度化の進展や、ストレージネットワークのイーサネットへの移行によって生じてきた課題に取り組む。
具体的には、VLANスケーリング、レイヤ2パフォーマンス、大規模ドメイン全体の耐久性、イーサネットへのストレージネットワーク技術搭載といった技術的課題に対するソリューションを開発。仮想サーバやストレージ機器を、地域ネットワークとグローバルネットワークの両方で安定的かつ効率的に運用するためのイーサネット開発を目指す。
創設メンバーにはアルカテル・ルーセント、HP、ジュニパーネットワークス、アバイア、シトリックス、ベライゾンなど9社が参加。MEFの1組織としながらも、運営はMEFとは独立して行われる。
OpenStackやOpenDaylightとの連携強化も視野に:ブロケード印の「Vyatta」がいよいよリリース
@ITネットワークトレンドセミナー レポート:仮想化の足を引っ張らないネットワークの姿とは?
仮想化基盤共通化、DR対応DC運営を自社で実践
低遅延、プログラマビリティを武器に:アリスタネットワークス、VXLAN対応スイッチを国内投入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.