NPO法人、LPI-Japanは9月16日、教育機関向けのLinux学習教材「Linux標準教科書(Ver1.0)」を作成し、無料で提供すると発表した。
内容は、Linuxの基礎知識や基本操作、Linuxを用いた簡単なサーバ構築など入門者向け。テキストの構成は以下のとおり。
| 1章 | Linuxとは | 
| 2章 | 基本的なコマンド | 
| 3章 | 正規表現とパイプ | 
| 4章 | 基本的なコマンド2 | 
| 5章 | エディタの使い方 | 
| 6章 | 管理者の仕事 | 
| 7章 | ユーザー権限とアクセス権 | 
| 8章 | シェルスクリプト | 
| 9章 | ネットワークの設定と管理 | 
| 10章 | ネットワークサービス | 
| 11章 | X Window System | 
| 12章 | ハードウェア | 
| 13章 | ファイル管理 | 
1回50分の授業4回分を1セット(1章)とした13セット(13章)で構成。各章、解説と実習をミックスした作りになっている。ページ数は合計246ページ。
主に、高校、大学、専門学校、教育会社、企業において、Linuxを初めて学習する学生や社会人に向けているが、指導する先生、講師も対象に作成した。
LPI-Japanによると、「多くの教育機関からLinuxを基礎から学習するための教材や学習環境の整備に対する要望」があったという。
同教材は、LPI-JapanのWebページで9月16日から公開している。アンケートに答えるとPDF形式でダウンロードできる。
最新の技術動向に対応し、随時アップデートを行っていく予定。テキスト作成やアップデートに関する意見はメーリングリストで募集している。
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