フリーランス1000人に聞いた、「新しい仕事や収入増につながったリスキリングは何?」:リインフォースがフリーランスのリスキリングについて調査
リインフォースは、フリーランスや副業、複業人材を対象に実施した、リスキリングに関する調査の結果を発表した。それによると、約9割が「リスキリングで何かしらの成果があった」と回答した。
リインフォースは2023年1月30日、リスキリング(学び直し)に関する調査の結果を発表した。この調査は、20〜60歳代のフリーランスや副業、複業人材を対象に実施し、1053人から有効回答を得た。
「仮想通貨」「NFT」「Web3.0」などもリスキリング対象に
リスキリングに取り組んだことが「ある」と回答した人の割合は27.2%。職業形態別に見ると、リスキリングに取り組んだことがある人の割合は、「本業のフリーランス」が15.7%、「副業、複業のフリーランス」が36.5%だった。リスキリングした結果、「何かしらの成果があった」と回答した人の割合は91.9%に上った。
具体的な成果としては「専門知識が身に付いた」が最も多く、42.5%(複数回答、以下同)。次いで「仕事の幅が広がった」(34.1%)、「資格を取得できた」(25.3%)、「収入が増えた」(22.3%)と続いた。リインフォースは「リスキリングはスキル獲得や金銭的リターンの両方に期待でき、フリーランスとして中長期的に事業を行う上でのメリットが大きい」と分析している。
リスキリングで取り組んだ分野を見ると、「プログラミング」と回答した人が最も多く、30.0%(複数回答、以下同)だった。次いで「データ分析、統計分析」が24.9%、「情報セキュリティ」が23.4%と続いた。リインフォースによると、これらは「リスキリングの成果があった」と回答した人の多くが取り組んでいる分野だという。
また、割合は高くないものの、「仮想通貨、NFT(非代替性トークン)」(10.6%)、「Web3.0、メタバース」(8.0%)、「AI(人工知能)、機械学習」(7.3%)といった分野でリスキリングを進める人もいた。
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