プログラミング知識不要、アイリッジがスマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォーム「noid」を発表:「Amazon Alexa」や「Google Home」向けのアプリが容易に作れる
アイリッジは、スマートスピーカー向けアプリ開発プラットフォーム「noid」のサービス提供を2018年8月に開始する。プログラミングの知識がなくても「Amazon Alexa」や「Google Home」向けのアプリを開発できる。
アイリッジは2018年6月22日、スマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォーム「noid」のティーザーサイトを公開し、事前登録の受付を開始した。同年8月に、noidのサービス提供を開始する予定。アイリッジはトライアル用の無償プランと、商用利用が可能な有償プランを用意する。
noidは、「まるでノートに書き出すように」をコンセプトにした、スマートスピーカー向けアプリを設計、構築できるクラウドサービス。「Amazon Alexa」や「Google Home」など、複数のスマートスピーカーに対応する。
noidではプログラミングの知識がなくてもアプリを開発でき、公開まで可能だという。例えば、noidの開発画面で音楽ファイルをアプリにドラッグ&ドロップするだけで、オーディオプレーヤー機能を実装できる。ストレージサーバを用意したり、音楽ファイルへのリンクを貼り付けたりといった作業は不要。さらに、「フラッシュブリーフィング」や「API連携」といった機能も備える。
アイリッジによると、スマートフォンアプリの開発実績がある同社に、最近需要が高まっているスマートスピーカー向けアプリの開発に関する問い合わせが増えているという。そこで同社では、2018年をスマートスピーカー市場の黎明(れいめい)期と位置付け、noidの提供によってスマートスピーカー向けアプリ市場の活性化を図るとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Alexaのスキルとは? その開発に必要な基本概念
Amazon Echoなどで利用可能なスキルを使うと開発者は独自の機能を追加できる。スキル開発に必要な基礎知識を見ていこう。C#によるAlexaスキル実装の基礎
AlexaのスキルをVSとC#を使って実装してみよう。これを助けてくれる拡張機能とNuGetパッケージもあるので、とてもカンタンだ。DialogflowでGoogleアシスタント対応アプリを作成しよう
Dialogflowと呼ばれるツールを使い簡単なアプリを作成しながら、Googleアシスタントアプリ作成の基礎知識を見ていこう。