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4種類のACLのルーターへの設定方法:CCENT/CCNA 試験対策 2015年版(27)(3/4 ページ)
シスコの認定資格「CCENT/CCNA」のポイントを学ぶシリーズ。今回は、第26回で説明した4種類のACLをルーターに設定する方法について解説します。
ルーターへのACL設定
ルーターへACLを設定する一連の設定作業時のログを記載します。
- 手順1.ACLの宣言
- 手順2.ACLの適用
完成形のrunning-configは、以下の通りとなります(必要な部分のみ抽出しています)。running-config中では、ACLは後部(下部)の方に保存されます。
ACLに関する注意点
番号付きACLの場合、事前に設定した条件文の間に新たな条件式を追加することはできません。同じ番号を使いたいのであれば、一度対象番号のACL文を全て削除する(no access-list xxxx)か、別の番号を使用して新規に作成するしかありません。
インターフェースにACL文を適用するときには、事前に宣言した番号、ACL文の名前を正しく使用する必要があります。ACL文の番号や名前を間違えてインターフェースへ適用すると、ACL文を適用していない状態と同じ状態となります。
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