IT製品だけではなく、デロイトが蓄積してきたリスク関連サービスの方法論なども試すことができる。
デロイト トーマツ リスクサービスは「GRC」(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)に関連するIT製品やサービスを試すことができるネット上の「GRCソリューションラボ」を開設したと5月17日に発表した。IT製品だけではなく、デロイトが蓄積してきたリスク関連サービスの方法論なども試すことができるという。
同社の代表取締役社長 久保恵一氏はラボの開設について「企業においてリスク管理のカバレッジが広がっている。だが、ツールがないと効率的な対応が難しく、徹底しづらい。そのツールをスムーズに導入するための取り組みだ」と説明した。また、同社 パートナーの丸山満彦氏は、「経営者はリスクやコンプライアンスについてリアルタイムに、さまざまな切り口で知ることが求められている。欧米を中心にGRCソフトウェアの導入が進んでいる」と話した。
ラボはクラウドインフラの「Amazon Web Services」上に構築されている。利用者は「IBM OpenPages」「RSA Archer eGRC Suite」の2つのGRCソフトウェアを試用可能。デロイトはソフトウェアだけではなく、リスク関連のノウハウや方法論をパッケージした「テンプレート」を用意し、利用者がシナリオを想定して、GRCソフトウェアを試すことができるようにしている。開設時には「ITコンプライアンス対応の効率化」「グローバル製造業向けエンタープライズリスクマネジメント(ERM)」の2つのテンプレートを用意する。
ラボではクラウド上に利用者が専用の環境を作ることができる。デロイトでは顧客のニーズに応じて、オラクルやトムソン・ロイターなど他社のGRCソフトウェアのラボへの追加も検討するという。同社はGRCソリューションについて2年間で20社への導入を目指す。
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