DMMとSansan、PwCがロボットを使ったコミュニケーションシステムで協業:AzureやDynamics CRMとも連携、「ロボットでオフィスを活性化」
DMM.comとプライスウォーターハウスクーパース(PwC)、Sansanの3社は、ロボットを活用した企業内コミュニケーション改革を支援することで協業する。
DMM.comとプライスウォーターハウスクーパース(PwC)、Sansanの3社は2016年2月23日、「ロボットを活用した企業内コミュニケーション改革支援」で協業すると発表した。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」と「DMM.make ROBOTS」のロボットを連携させる。
3社が想定する「ロボットを活用した企業内コミュニケーション改革支援」とは、コミュニケーションロボットを介した職場コミュニケーション活性化を指す。
ユーザーインタフェースの役割を担うロボットは、音声やメールなどで情報を受け取ると同時に「職場のコミュニケーションを活性化させる潤滑剤になる」としている。
ロボットが備える顔認識機能なども利用でき、ロボット側から利用者に向けて情報を発信することも可能。利用者が普段ロボットと触れ合ってデータを蓄積することで、Sansanの顧客データベース管理や情報共有機能を効果的に活用できるようになるという。

DMM.make ROBOTSが法人向けリースを行っているコミュニケーションロボットの1つである富士ソフト「Palm」 DMM.make ROBOTSではロボット向けアプリ開発者支援なども行っている(出典:DMM.make ROBOTSのWebサイト)
このロボットを利用したコミュニケーションシステムは、マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」「Dynamics CRM Online」「Office 365」を基盤としており、企業内の日常業務での情報利用や業務の効率化にも役立つとしている。
PwCは、このようなロボットを活用したコミュニケーション基盤構築のコンサルティングを担当する。実際にロボットを顧客のオフィスに導入する際には、それぞれのオフィス環境に合わせてカスタマイズする。
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