松下金融相、「国際会計基準、必要な対応をしていきたい」【IFRS】政治主導の行方は

松下金融相はIFRSについて「EUと日本では違いがあると聞いている」として、不動産の時価評価を例に挙げた。

2012年06月05日 20時00分 公開
[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 金融庁担当大臣に新たに就任した松下忠洋氏は6月5日の閣議後会見で、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)について「まだ承知していない部分があるが、自見庄三郎前金融相との引き継ぎの中で十分な情報を得て、必要な対応をしていきたい」と話した。

 松下金融相は、IFRSについて「EUと日本では違いがあると聞いている」として、不動産の時価評価を例に挙げた。その上で「米国の反応も含めて自見前金融相にしっかり確認し、共通の土俵を作っていきたい」と話した。

 また、「政治主導」を強調した自見前金融相や、亀井静香元金融相との違いを問われ、「情報の分析など官僚の知恵は借りたいと思っているが、必要な部分についての決断は政治家としてさせていただく」と述べた。

松下忠洋金融相

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料) ログイン

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...