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OpenAI、「ChatGPT」のチーム向け有料プラン「ChatGPT Team」を提供開始:コラボレーション用の安全なワークスペースを用意
OpenAIは、対話型AIサービス「ChatGPT」のチーム向け有料プラン「ChatGPT Team」を提供開始した。
OpenAIは2024年1月10日(米国時間)、対話型AI(人工知能)サービス「ChatGPT」のチーム向け有料プラン「ChatGPT Team」を提供開始した。
これまでChatGPTの有料プランは、企業向けの「ChatGPT Enterprise」と、個人向けの「ChatGPT Plus」が提供されていた。
ChatGPT Teamは、大規模言語モデル(LLM)の「GPT-4」や画像生成AIの「DALL-E 3」のような先進的なモデルに加え、「Advanced Data Analysis」のようなツールへのアクセスを提供する。チーム専用のワークスペースとチーム管理のための管理ツールも用意されている。ChatGPT Enterpriseと同様に、ユーザーのビジネスデータはユーザーが所有、管理する。
ChatGPT Teamには以下の機能が含まれる。
- GPT-4へのアクセス(3万2000トークンのコンテキストウィンドウ)
- DALL-E 3、GPT-4 with Vision、Browsing、Advanced Data Analysisのようなツール(ChatGPT Plusよりもメッセージ上限が長い)
- ビジネスデータや会話が既定でトレーニングに使用されない
- チーム用の安全なワークスペース
- ChatGPTをカスタマイズして「GPTs」を作成し、ワークスペースで共有
- ワークスペースとチーム管理のための管理コンソール
- 新機能や強化された機能への早期アクセス
個人向けのChatGPT Plusにはない主な特徴は、チームやワークスペース関連の機能と、ビジネスデータや会話がトレーニングから除外される点だ。
ChatGPT Teamの料金は、年間契約で1ユーザー当たり月額25ドル、月間契約で1ユーザー当たり月額30ドル。なお、個人向けのChatGPT Plusは月額20ドルで、企業向けのChatGPT Enterpriseの料金は問い合わせる必要がある。
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