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PostgreSQL保守延長サービスの対象バージョンがPostgreSQL 11まで拡大 NEC:2026年まで保守を延長
NECは、「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」の対象バージョンを「PostgreSQL 11以降」に拡大すると発表した。
NECは2023年10月27日、「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」の対象バージョンを「PostgreSQL 11」以降に拡大すると発表した。これは、コミュニティーサポートが終了したPostgreSQLのバージョンについて、NECが保守を延長(コミュニティーの代わりにパッチなどを提供する)サービスだ。
オプションでセキュリティ情報や脆弱性修正パッチなども提供
従来、対象バージョンは「PostgreSQL 12以降」としていたが、PostgreSQL 11のサポート期限(2023年11月9日)が近づくに従って、NECの顧客から保守延長の要望が多く寄せられたという。今回の対象バージョンの拡大は、そういった要望に応えた形だ。
2023年10月30日現在、同サービスはPostgreSQL 11は2026年11月9日まで、PostgreSQL 12は2027年11月14日まで、サポートする。
PostgreSQLパッチサービス(パッチサービス)には3つのオプションがあり、それぞれ提供されるサービスが異なる。例えば「Patch-C」は、コミュニティーサポート終了後のバグ修正パッチを提供。「Patch-A」は、それに加え、セキュリティ情報の提供や脆弱(ぜいじゃく)性の修正パッチなども提供する。
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