Asanaが組織の意思決定支援ツールを提供開始 投資対効果などをレポート:「組織の効率と俊敏性を促進」
AsanaはEnterpriseプラン、Businessプラン利用者に向けた生産性向上のためのツールの提供を開始した。
Asanaは2023年3月28日(米国時間)、EnterpriseプランとBusinessプランの利用者に向けた生産性向上のためのツールの提供を開始した。これにより、組織のより効率的なコラボレーションが可能になるという。
同社のチーフプロダクトオフィサーであるアレックス・フッド氏は次のように述べている。「私たちは、組織内で効果的なコラボレーションを促進するための実用的な方法をリーダーに提供する最初の企業になりたいと考えている。『Asana Work Graph』(チームの仕事に関する情報を記録するアプリケーション)からの実用的な洞察を備えた当社のツールは、あらゆる業界のリーダーが進捗(しんちょく)状況を追跡し、より迅速に行動し、効率を高めるのに役立つ」
組織の意思決定を支援するツールを提供開始
AsanaのEnterpriseおよびBusinessプランの利用者は、ポートフォリオダッシュボードと、予算、時間などの主要な指標のロールアップを備えたエグゼクティブレポートにアクセスできるようになり、リーダーはポートフォリオタブから直接、投資のROI(return on investment、投資対効果)が定量化されたビューを確認できる。コラボレーションがどのように行われるかを合理化し、単一のビューを提供するだけでなく、戦略的イニシアチブ、キャパシティーおよび予算の健全性とステータス(実績と計画を含む)を提供することで、リーダーは障害を素早く見つけて、より迅速に行動を起こすことができるようになるという。
Enterpriseプランの利用者に向けたワークフローバンドルにより、ユーザーは近々一連のプロセス全体にわたってワークフローの更新をスケーリングできるようになる。これにより、チームは会社全体でベストプラクティスを拡大し、変化する市場状況に対応するためにプロセスを即座に適応できるようになるという。
リソースを最大化し、技術スタック全体で作業を自動化
また、Asana利用者は近日中にユニバーサルワークロードにアクセスできるようになる。これにより、リーダーは組織全体の全てのプロジェクトとプログラムにわたるチームのキャパシティーを全体的に把握できるようになり、より適切なリソースの決定を下すことができる。
同社は、テックスタックの効率化とクロスファンクショナルな協力を促進するため、新しいウィジェットや統合のためのルールを構築した。既存のAsanaパートナーズエコシステム(270以上のエンタープライズ向けツール)を強化するという。
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