新型コロナの「理不尽なサバイバル」を乗り切る3つの戦略:仕事が「つまんない」ままでいいの?(65)(4/4 ページ)
長期化する新型コロナウイルス。「これが正解」という明確な解決策が見いだせない中、会社や顧客からの理不尽な要求に、「仕方がない」と悔しい思いをしていませんか。でも、もう一歩踏み込んで考えてみると、「理不尽なサバイバル」を乗り切れるかもしれません。
思い込みを手放しサバイバルを乗り切る
先行きが不透明で、理不尽な思いをすることが多いいま、「こんなとき、どうすればいいんだろう?」という解決策は、なかなか見いだせないものです。
だからといって、会社や、顧客や、政府など、えたいの知れない「大きなもの」に巻かれているだけでは、理不尽な思いをしたままです。
だからといって、「じゃあ、どうすればいいのさ」は分からないけれど、思い込みを意識化し、最悪の状況を想定することによって、「自分にとって、本当に大切なことは何か」を考える機会にはなると思います。
そうすれば、理不尽なことは変えられないかもしれないけれど、この困難な状況で思考停止に陥らずに、自分を守りながら、サバイバルな状況を乗り切ることができるのではないかと思います。
筆者プロフィール
しごとのみらい理事長 竹内義晴
「仕事」の中で起こる問題を、コミュニケーションとコミュニティーの力で解決するコミュニケーショントレーナー。企業研修や、コミュニケーション心理学のトレーニングを行う他、ビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングに従事している。
著書「感情スイッチを切りかえれば、すべての仕事がうまくいく。(すばる舎)」「うまく伝わらない人のためのコミュニケーション改善マニュアル(秀和システム)」「職場がツライを変える会話のチカラ(こう書房)」「イラッとしたときのあたまとこころの整理術(ベストブック)」「『じぶん設計図』で人生を思いのままにデザインする。(秀和システム)」など。
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