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Google、「.dev」ドメインの提供開始通常12〜15ドルで取得可能

Googleが運営する開発者向けのトップレベルドメイン「.dev」は、先行登録プログラムが終了し、レジストラを通じて誰でも取得できる。

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 Googleは2019年2月28日(米国時間)、同社が運営する開発者向けのトップレベルドメイン(TLD)「.dev」が、レジストラ(登録代行業者)を通じて誰でも取得できるようになったと発表した。料金はレジストラによって異なるが、通常12〜15ドルだとしている。

 Googleは、.devドメインの先行登録プログラムを開始し、追加料金を支払うことで一般に先駆けて.devドメインを取得できるようにしていた。

 .devドメインは開発者による利用が想定されており、「ツールからプログラミング言語、ブログまで、皆さんが作るあらゆる素晴らしいものに最適な場所」だと、Googleは述べている。

Googleも開発者向けWebサイトに.devドメインを利用

 Googleはこの数カ月間に、自社の開発者向けWebサイトの多くを.devドメインで開設または再開設した。その一部として以下を紹介している。

  • web.dev:良質なWebサイトを構築するための情報を幅広く提供
webdev
  • Opensource.dev:オープンソース、著作権、ライセンス、主要団体など、オープンソースの取り組みの基本について解説
opensourcedev
  • flutter.dev:iOSおよびAndroid向けの美しいネイティブアプリを1つのコードベースから作成できるオープンソースSDK「Flutter」のサイト
flutterdev
  • tfhub.dev:オープンソースの機械学習ライブラリ「TensorFlow」のコミュニティーサイト
tfhubdev
  • perfetto.dev:Android、Linux、Chromeに対応し、パフォーマンストレーシングによるソフトウェアの分析とチューニングを実現するオープンソースプロジェクト「Perfetto」のサイト
perfettodev
  • v8.dev:GoogleのオープンソースJavaScriptおよびWebAssemblyエンジン「v8」のサイト
v8dev
  • pptr.dev:DevTools ProtocolでChromeや「Chromium」を制御する高レベルAPIを提供するNodeライブラリ「Puppeteer」のサイト
pptrdev

 Googleは.devドメインの普及促進に向けて、開発者向け年次カンファレンス「Google I/O 2019」のチケット申込者全員に、.devドメインを1年間無料で提供することも明らかにした。また、「今後数カ月間に自社の既存プロジェクトをさらに移動し、.devドメインでエキサイティングなものを立ち上げる」としている。

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