想定問答集を書くだけで「Google Homeアプリ」を作成可能:公式ツールよりも簡単
恵比寿ボイスプロダクションは、プログラミング不要でGoogle Homeアプリを作成できるサービス「RINDO」の提供を開始する。想定するユーザーの質問と、それに対応するGoogle HomeのせりふをGoogleスプレッドシートに入力するだけで、アプリを作成できる。
恵比寿ボイスプロダクションは2018年9月5日、プログラミング不要でGoogle Homeアプリを作成できるプラットフォームを開発し、Google Homeアプリ作成サービス「RINDO」として提供を開始すると発表した。
同社によれば、Googleが提供するGoogle Home用の開発ツール「Dialogflow」と比較して、シンプルで、開発が容易なことが特徴だという。
Google Homeアプリでは、ChromecastやChromecast AudioなどのChromecastデバイス、Google Homeデバイス、Googleアシスタントスピーカーを操作したり、セットアップしたりできる。RINDOを利用すると、ユーザーとGoogle Homeの対話内容を記述するだけでアプリを作成できる。初期設定やアプリの公開作業は恵比寿ボイスプロダクションが代行する。
RINDOは会社概要やよくある質問など、ユーザーの質問に応答する形でユーザーが知りたい情報を提供するアプリケーションの作成を見込んだサービス。アプリを作成するために必要な作業は、あらかじめ想定したユーザーの質問とそれに対応するGoogle Homeのせりふを、Googleスプレッドシートに入力するだけだ。ユーザーの質問パターンを複数用意することで、ユーザーの表現の揺れにも対応できる。
Google Homeのせりふを複数設定してランダムに再生する機能や、ユーザーが想定外の質問をした場合にGoogle Homeが聞き直す機能、ユーザーの質問に対する返答としてURLと画像をスマートフォンのGoogle Assistantに送信する機能なども備える。
現在、RINDOはβ版として提供されており、無料で利用できる。今後は機能を拡張し、サービスの正式提供時には有償になる予定だ。
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