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@IT > 中堅企業の実態を踏まえたアプライアンス 本当にあなたの会社に必要なメールを守れ |
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怪しげな出会い系サイトへの勧誘や薬などを売りつけようとする英文メール、あるいはフィッシングサイトへの誘導を図る詐欺メールなど、スパムメールは毎日のようにやってくる。特に最近は、PCを攻撃するコードを仕込んだ悪意あるWebサイトへのリンクを記したスパムメールが増えており、インターネット全体にとって大きな問題となっている。 残念ながら、スパムメールの数は年々増加しており、減る傾向は見えない。複数のセキュリティ企業の統計によると、2007年は、電子メール全体に占めるスパムメールの比率は8割から9割に上った。 一方で電子メールが、企業にとっても個人にとっても必要不可欠のコミュニケーション手段となっているのも事実だ。「企業にとっては、むしろ電話やファックスよりもメールによるやり取りのほうが多くなっているかもしれない。記録として残すこともできるため、『言った、言わない』のトラブルを避けられるという意味では、単なるコミュニケーションツール以上の存在になっている」と、テックリンクの代表取締役CEO、坂憲一氏は指摘している。 このように考えると、スパムメールを排除し、ビジネスの生命線となっている電子メールをスムーズに利用できる環境を整えることは、規模を問わず、企業にとって避けられない課題だと言えるだろう。
難しいのは、スパムメールのターゲットが無差別なことだ。大企業であろうと個人であろうと、あるいはITシステムに割くリソースを十分に持たない中堅・中小企業であろうと、お構いなしにばらまかれているのが実態である。 だが、IT予算や技術に明るいスタッフに比較的恵まれている大企業に比べると、中堅・中小企業におけるセキュリティ対策の進捗状況は遅い。また、セキュリティ対策は業務効率を上げ、売り上げにつながるものであるという認識も薄く、まだまだ単なる「コスト」ととらえられがちである。
テックリンクの坂氏は、こうした実態を踏まえた上で、まず基本の対策から始めるべきだと提案する。セキュリティポリシーや暗号化、外向けフィルタリングといった難しい言葉を並べ立てる前に、まず「ファイアウォール」「ウイルス対策」といった基本のセキュリティ対策を、次に「スパム対策」や「メールのアーカイブ」という電子メールのセキュリティ対策をという具合に、段階を踏んで進めることが必要だという。 「自社にとって本当に必要なものは何で、不要なものは何かを真剣に考えなければならない」(坂氏) 1つの例が、対策の対象となるメールアドレスだ。社員1人ひとりにとどまらず、広報用、営業用など目的別にメールアドレスを用意している企業は多い。その中でも最も広く知られている――つまり、最も多くスパムメールにさらされている――メールアドレスを抜き出し、そのうち上位10個だけでも対策すれば、システムへの負荷は大きく軽減されるし、業務の流れもスムーズになる。いきなり数百という単位でライセンスを購入せずとも、コスト効率よく対策が可能になる。 また、高度な機能を備えたアプライアンス製品の中には、フィルタリング機能を特徴とするものもあるが、担当者が常駐しないと適切な運用が難しいのが実情だ。単にキーワードのみでフィルタリングすると、業務上必要なメールまでが引っかかり、支障が生じる恐れもある。 その前に、果たして自社にとって重要なものは何であり、そのために必要な対策は何なのか。またその対策は、そこまで人と費用を掛けて実施すべきものなのか――この部分を突き詰めて考えることが必要だと坂氏は述べる。
テックリンクではこうした問題意識に立って、第三世代のスパム対策アプライアンス「JUNIOR10」を提供している。「安く、簡単に、でも高性能を」というニーズに応えるものだ。 JUNIOR10は、トランスウエア社が開発した国産のアンチスパムソフトウェア「Active! hunter」を搭載しており、日本語のスパムメールに強く、2バイト環境に合わせて対策できる。海外ベンダにはまねのできない、英文メールを排除するというフィルタを備えて いる。また、学習エンジン「SVM」(Support Vector Machine)によって、ベイジアンフィルタをすり抜けてくるスパムメールについても検出・削除が可能な点も特徴だ。 規模の小さな企業にとっては、導入のしやすさ、運用の手軽さも欠かせない要件だ。JUNIOR10は、透過型プロキシのアーキテクチャを採っているが、ブリッジモードでの導入も可能となっており、複雑なネットワーク設定なしに導入できる。「ケーブルを挿して電源を入れ、あとはウィザード上で操作するだけで一丁上がりだ」(坂氏)。万一障害が発生した場合に備えたバイパスモードなど、二重、三重の対策も施している。
電子メールの保存を簡単に行えるアプライアンス「メールタンク」も、同様のコンセプトに基づいて開発されている。JUNIOR10と同じように、メールの通り道に本体を設置してケーブルを接続し、電源を投入して初期設定を行うだけで、全てのメールを保存し、後から検索、閲覧することが可能だ。 いずれの製品も「簡単に、時間を掛けずに、やりたいことを実行できる」と坂氏。スパムメールの排除と電子メールの保存を連動させることで、「本当に必要なメールを残す」という単純だが困難な課題を解決することができる。そしてそれは、企業の持つ資産の有効活用にもつながっていく。
提供:有限会社テックリンク 企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT編集部 掲載内容有効期限:3月31日 |
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