[Analysis]
ウイルス対策はいたちごっこか?
2001/08/03

先月末より、インターネット上では、ウイルスやワームがまん延している様子。「SirCum」「Code Red」「Parrot」……。多くはマイクロソフトのIISの脆弱性を利用したもので、マイクロソフトから提供されているパッチを当てれば防ぐことができる。また、シマンテックやトレンドマイクロなどのアンチ・ウイルスソフトのベンダからは、情報や駆除ツールも提供されている。
インターネットとともに普及したのがウイルスだろう。あまりにも多くのウイルスが次から次へと登場するため、感染した電子メールが送られてくることが決して珍しいことではなくなった。相次ぐウイルス情報に、「またか」と軽視するユーザーも多いかもしれない。
企業を対象に電子メールに対する意識調査を行った日本ボルチモアテクノロジーズによれば、ウイルスに感染した電子メールが社内ネットワークに侵入したことのある企業はほぼ半数の45.5%で、現在、企業が最も脅威に感じていることの1つという(“電子メールによる企業の顧客情報などの機密情報の流出”にも脅威と回答する企業が多かった)。
こういった脅威に対して必要となるのが、セキュリティ対策だ。きちんとしたセキュリティポリシーを策定して実行するトップダウン式での対策が推奨されて久しいが、アナリストによれば導入率は10%程度という。
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