国内のクラウド関連団体、企業が相互協力
オープンソース・クラウド技術の相互運用実証タスクフォース設立
2012/02/06
国内のクラウド関連5組織が2月3日、「オープンクラウド実証実験タスクフォース」を設立したと発表した。5組織とは、クラウド利用促進機構、オープンクラウドキャンパス、クラウド・ビジネス・アライアンス、北海道大学情報基盤センター、NTTコミュニケーションズ。ほかにも、IDCフロンティア、日商エレクトロニクス、データホテル、IIJ、ネットワンシステムズなどが会員として参加している。
オープンソース・クラウド基盤技術の検証や実装はさまざまなところで行われている。しかし、これらの技術を連携させて使っていくためのノウハウが欠如していることから、相互運用実験を実施し、「構築・運用のベストプラクティス等を業界全体で共有し、クラウド基盤の整備を行うと共に、質の高いクラウドサービス構築を支援し、IT業界の活性化に貢献します」としている。活動期間は、2月3日から2013年3月31日までに設定している。
例えばデータホテルは、SwiftとCloudStack 3.0の接続試験を進めようとしている。また、このタスクフォースでは、CloudStack上でScalrを動かし、その上でCloudFoundryを動かすことも考えているという。
オープンクラウド実証実験タスクフォースは、下記のような研究会、ワーキンググループで構成されている。
OpenIaaS研究会
- IaaS基盤WG(Cloudstack、OpenStack、Wakame-vdcなど)
- 制御基盤WG(Wakame-fuel、Scalrなど)
- 監視基盤WG( Zabbixなど)
OpenPaaS研究会
- OpenPaaS基盤 WG(CloudFoundryなど)
OpenStorage研究会
- ストレージ基盤WG(Swift、GlusterFSなど)
OpenNetwork研究会
- ネットワーク基盤WG( OpenFlow、SPB、TRILLなど)
OpenFacility研究会
- OpenComputeWG
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