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ワンストップ体制を整える

日本IBMとIBCSが統合へ、業界の再編は進むか

2010/02/25

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 日本IBMとIBM ビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は4月1日付で統合すると2月25日に発表した。ビジネスコンサルティングからITシステムの構築や運用、アウトソーシングまで顧客のビジネスをワンストップでサポートできる体制を整える。

 IBCSの前身は、米IBMが2002年に買収したPwCコンサルティングの日本法人。米国や欧米では買収と同時にPwCコンサルティングをIBMに統合していたが、日本や韓国では別法人として運営してきた。ただ、IBCSと日本IBMは統合前でも密接に連携していて、協力して顧客にサービスを提供している。IBCSの社員は約1600人で、全員がIBMに移るという。

 ITサービスやコンサルティングファームは合従連衡を進めていて、2010年1月にはPwC アドバイザリーとプライスウォーターハウスクーパース コンサルタント(旧ベリングポイント)が統合。また、2月24日には日立ソフトウェアエンジニアリングと日立システムアンドサービスが合併することを発表している。

(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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