IE7を逆転

バージョン別シェアでFirefox 3.5がナンバー1に

2009/12/22

 Webサイトのアクセス解析サービスを提供するStatCounterの2009年12月のWebブラウザのシェア調査データで、バージョン別で見た場合に初めてFirefox 3.5がナンバーワンの座に躍り出た。逆転が起こったのは2009年51週目で、IE7.0が21.2%のシェアであるのに対して、Firefox 3.5のシェアは21.93%となったという。調査対象は全世界の約300万サイトで2009年7月時点で約58億ヒットという規模。

stats01.png バージョン別のWebブラウザ利用率(出典:StatCounter)

 ただし、これはバージョン別で見た場合のシェア。全体で見れば、IEが55.4%、Firefoxが31.95%と、まだIEがリードしている。現在の勢力をざっくり言えば、IE7、IE8、Firefox 3.5の最新ブラウザが、それぞれほぼ20%強で拮抗しており、これにIE6とFirefox 3.0の10%前後のシェアが続くという形になっている。

stat02.png バージョンを区別せずに集計した2009年12月現在のWebブラウザのシェア(出典:StatCounter)

 2強となっているIEとFirefoxだが、IEは長期低落傾向にあり、各バージョンのシェアを合計したシェアでは、IEは過去1年で67.5%→55.4%と約12ポイント以上下落しているのに対して、Firefoxは24.9%→31.9%と約7ポイント上昇している。

stat03.png 2008年から2009年にかけてのIEとFirefoxのシェアの推移(出典:StatCounter)

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(@IT 西村賢)

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