SFLCと共同で作成

IPAがGPL v3の解説書をクリエイティブ・コモンズで公開

2009/04/24

 情報処理推進機構(IPA)は4月23日、オープンソースライセンス「GNU General Public License Version3(GPL v3)」の逐条解説書(第1版)を作成した。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下、Web上で無償で公開している。

 GPLは、Free Software Foundation(FSF)が発表したオープンソースライセンスで、Linuxをはじめとする多くのオープンソースソフトウェアで採用されている。2007年6月には、記述があいまいだった部分を明確化し、デジタル著作権管理(DRM)機能にも言及した最新版としてGPL v3が公開された。

 公開した逐条解説書は、IPAオープンソフトウェア・センターのリーガル・タスクグループが、GPL v3の起草に当たった米Software Freedom Law Center(SFLC)と共同で作成したもの。前バージョンであるGPL v2との違いも含め、各条文・パラグラフを具体的に解説しているという。なお、解釈が分かれる部分については「SFLCの見解」も記載している。

 IPAではこの解説書を、オープンソースソフトウェアの応用や開発に携わる技術者、法務部門の担当者などに活用してほしいとしている。また、公開ページのアンケートを通じて意見や質問を募集し、引き続き改善していく計画だ。

(@IT 高橋睦美)

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