パッチの一括導入を支援

レッドハット、小規模システム向けエントリー版運用管理ツール

2008/12/18

 レッドハットは12月18日、中小企業や小規模システム向けに「Red Hat Enterprise Linux」向けのサーバ運用管理ツール「Red Hat Network Satellite」のエントリー版「Red Hat Network Satellite Starter Pack」(Starter Pack)を提供することを発表した。

 Red Hat Network Satelliteは、同社が販売するLinuxディストリビューション、Red Hat Enterprise Linuxの導入や運用管理を支援するサブスクリプションベースのツールだ。自社内にRed Hat Network Satelliteのサーバを設置しておくと、サポートネットワーク「Red Hat Network」を通じて提供される修正プログラムやパッチの一括導入が可能となり、アップデートに要する時間を短縮できる。

 通常版では管理サーバ台数が無制限となっているのに対し、Starter Packは50台までに限定。その分価格を通常版の130万円から抑え、年額65万円とした。ほかに、別途管理サーバ1台当たり年額1万2000円の「Managementモジュール」が必要だ。

 レッドハットではさらに有償オプションとして、システム監視機能を提供する「Monitoringモジュール」、システムの一括導入を自動化する「Provisioningモジュール」なども提供する。価格はいずれも、サーバ1台当たり年額1万2000円。

 同社はStarter Packの提供により、比較的小規模なシステムにおいても、導入から運用までのライフサイクル全般にわたってコスト削減が可能になるとしている。

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(@IT 高橋睦美)

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