最大容量200TBのシステムも実現可能に
SASとSATA両用アダプタでハイエンドモデル、アダプテック
2008/03/11
アダプテックジャパンは3月11日、SASとSATAの双方に対応したRAIDコントローラの新製品ファミリとして「Adaptec RAID 5シリーズ」7機種を発表した。3月7日に同社シンガポール工場から出荷開始されており、順次店頭販売を開始する。
アダプテックは信頼性とパフォーマンスに優れたSASと、安価に大容量のディスクドライブを入手しやすいSATAの2つのハードディスクドライブ・インターフェイスを単一のボードで接続・制御できるRAIDアダプタを推進している。2007年3月には「Adaptec RAID 3シリーズ」を発表したが、今回の新製品群は3シリーズよりもパフォーマンスや機能に優れた上位モデルとして位置付けられる。

5シリーズは共通にI/OプロセッサおよびSAS/SATAコントローラとしてインテルの「IOP348 I/O Processor」(1.2GHz)を搭載、これにより3シリーズと比較して最大3倍の性能向上を実現したという。RAID 6の処理もエラー訂正コード処理のハードウェア化で高速化した。また、ファームウェアの改良により、RAIDの再構築に要する時間は例えばRAID 5の場合で約3分の1というテスト結果もあるという。
拡張性の点では、3シリーズで最大128台までのハードディスクドライブ接続を可能にしていたが、5シリーズでは256台まで接続できるようになった。従って現在のハードディスクドライブ容量でいえば、最大200TBのSAS/SATA混在ストレージを、単一のシステムとして構築できることになる。
幅広いOSサポートも特徴で、Windows Server 2003/2008、Windows XP、Windows VistaやRed Hat Enterprise Linux 4.0/5.0、SUSE Linux Enterprise Server 9.0/10.0に加え、多数のオープンソースLinuxディストリビューションをサポートしている。
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