起動時のボトルネック特定が容易に

組み込みLinux向け起動時間計測ツールをGPLで公開、トライピークス

2008/01/30

 トライピークスは1月30日、組み込みLinux向けアプリケーションの時間計測ツール「TP TimeMeasure Ver1.0」をGPL2ライセンスの元でオープンソースソフトウェアとして公開した。x86とARMのアーキテクチャをサポートする。

 TP TimeMeasureを使うことで、アプリケーションの起動から指定したポイントまでの経過時間を計測できる。具体的には、アプリケーションプロセスの起動から指定した任意の関数、システムコールが実行されるまでにかかった時間を計測でき、システムやプロセス起動のボトルネックの特定に威力を発揮するという。

 計測ポイントとして、任意のシステムコール、任意の関数、任意の実効アドレスを設定できるほか、main関数が呼び出される以前のシステムコールや関数も設定できる。計測ポイントは複数設定できる。計測する対象アプリケーションのソースコードを修正する必要はない。

 トライピークスは2005年11月創業。資本金1億円。Linuxカーネル、ミドルウェア、アプリケーションの移植、開発、設計コンサルティングなどを行うほか、組み込みLinux向け高速起動ソリューション「TP InstantBoot」を販売する。

(@IT 西村賢)

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