「Windows Server 2008」のライセンス発表
マイクロソフトの仮想化技術は「Hyper-V」に、スタンドアロン版も
2007/11/13
マイクロソフトは11月13日、これまでコードネームで「Viridian」などと呼んできた次期サーバOS「Windows Server 2008」の仮想化技術の名称を「Hyper-V」にすると発表した。Hyper-Vは同OSに組み込んで出荷するほか、スタンドアロン版の「Hyper-V Server」も用意する。
Hyper-Vはハイパーバイザー型の仮想化技術で、x64版のWindows Server 2008で稼働する。Windows Server 2008の「Standard」「Enterprise」「Datacenter」はそれぞれHyper-Vの使用権が付く。マイクロソフトはHyper-Vが付かないエディションも用意する。
マイクロソフトが同日発表したWindows Server 2008のライセンス体系によると、StandardはゲストOS用ライセンスである「仮想インスタンス実行権」が1つ付属。Enterpriseは4つまで、Datacenterは無制限の仮想インスタンス実行権が付く。仮想インスタンス実行権があればWindows Server 2008のライセンスを追加購入しなくても、同OSをゲストOSとして稼働させられる。
Windows Server 2008はStandard、Enterprise、Datacenterのほかに「for Itanium-based Systems」と「Web Server 2008」のエディションがあり、for Itanium-based Systems以外はx84版とx64版の2つを用意。for Itanium-based Systemsは64ビットのItaniumで稼働する。ボリュームライセンスプログラム、OEM、プレインストール、パッケージ製品などで販売する。
スタンドアロン版のHyper-V ServerはゲストOSを稼働させるために別にサーバライセンスを購入する必要がある。x64版のみ提供する。それぞれの製品価格は後日発表する。
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