インフォマティカ リリース8.5

データの可視化で、データ間の複雑な関係を把握、インフォマティカ

2007/11/05

 インフォマティカ ジャパンは11月5日、データ統合製品「PowerCenter」とデータアクセス製品「PowerExchange」の最新版を発表した。12月25日に出荷する。製品バージョンは8.5である。

インフォマティカ写真 インフォマティカ ジャパン 代表取締役社長 内田雅彦氏(左)と米インフォマティカ 上席副社長 兼 データ・インテグレーション事業 ゼネラル・マネージャ ギリッシュ・パンチャ氏(右)

 最新の「PowerCenter」で同社が最も強調していたのは、メタデータの管理機能だ。ある帳票を作成する場合に使用するデータが、どのデータベースのどのテーブル(あるいはカラム)を参照しているかなど、データのライフサイクルを視覚化することで、IT部門、ビジネス部門に限らず、社内のさまざまな立場のスタッフがデータの関係を容易に把握できるようにした。視覚化は系統図で表現される。これにより、データの出所や関係、変更状況が確認できるようになる。

 そのほか、データ変換の基本機能を強化し、受信したデータを遅延なく変換処理し、ターゲットシステムにロードする機能を充実させた。トランザクションレベルの整合性との確保と二重処理の回避を実現した機能や、データの回復、フェイルオーバー機能も準備した。さらに、機密性を擁するデータの移動時に(データを)保護するオプション「Data Masking Option」も用意している。

 データアクセス製品「PowerExchange」では、リアルタイムの変更差分抽出の機能を強化した。キャプチャの連続実行でデータ変更時に情報を収集し、タイムリーな情報をユーザーに提供することが可能となる。今回のバージョンから、メインフレーム(OS/390、z/OS上のIMS、DB2、VSAM)、ミッドレンジ(OS/400上のDB2)、オープンシステム(UNIX、Linux、Windows上のOracleおよび、Windows上のSQL Server)を日本国内で正式にサポートする。

(@IT 谷古宇浩司)

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